MAPKA Sheet

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紙パウダー主原料のプラスチック代替素材
MAPKA Sheet(マプカシート)

紙パウダーが主原料の【MAPKA】を真空成型原料とし、
シート化してロール状にした原料が【MAPKA Sheet】です。
弁当トレーなどのワンウェイ食品容器で利用されるプラスチックシート製品の
代替素材として有効な「バイオプラスチックシート」です。

MAPKA Sheetの特徴

プラスチック容器の代替品

  • 50%以上紙パウダーを含有
  • 既存の樹脂製品とほぼ同等の機能性
  • 電子レンジの使用可

従来の設備で成形可能

  • 従来の真空成型機で成形可
  • 厚みシート幅をオーダーメイド可
  • 凹凸箇所も明確に表現可能

環境負荷の低減

  • 可燃物として処理可
  • 温室効果ガスの削減
  • 燃焼カロリーの低減

MAPKA Sheetの特徴詳細

01

プラスチック容器の代替品

既存の樹脂製品とほぼ同等の機能性

プラスチックによる環境汚染が国際的な問題となっていますが、EU、アメリカ、中国をはじめとするフロントランナー国では、リサイクルが難しい使い捨てプラスチック容器の使用を規制又は禁止する動きが広がっており、日本国内でも早急な対応が求められています。
MAPKA Sheetは、プラスチック製品とほぼ同等の機能性を持ちながら、「プラスチック以外の素材」として環境負荷を下げる効果があり、代替品として最適です。

食品衛生と電子レンジ対応

食品容器については厚生省労働省が、告示370号試験(旧:20号試験)を実施した上で、食品衛生法改訂により2020年6月1日から食品用器具・容器包装ポジティブリスト化(以下:国PL)を開始していますが、MAPKA Sheetは国PLへ収載済みです。したがって、現行のプラスチック食品容器(トレー)からバイオプラスチックへの代替としても安心してご利用頂けます。
MAPKA Sheet は紙パウダーの含有により耐熱温度が向上するため、レンジアップが可能になります。耐熱温度は140℃、電子レンジ耐久性試験で140℃/-30℃となっています。
02

従来の真空成型機を利用可能

生分解樹脂などバイオマスプラスチック類は、成形を行う場合には専用の成形設備などが必要になりますが、MAPKA Sheetは従来のプラスチック成形で使用している真空成型機を用いてプラスチック原料と同様の成形が可能です。
また、MAPKA Sheetの成形温度は180℃〜200℃と従来のプラスチックシートより30%程度低くなり、省エネルギーな成形が可能になります。

場所取り

03

環境負荷の低減

可燃物として処理が可能

MAPKAは、化石資源を半減(削減)できるだけではなく、廃棄時には「可燃物(※1)」として廃棄でき、有毒ガスの発生もないことから、安心・安全な可燃物処理が可能です。
また実際にMAPKA SheetとPPFシート(※2)の2種において、燃焼時の「灰分」を測定したところ、MAPKA 0.7%、PPF 19%という結果となり、従来品から18.3%減少し、炭カルやタルク等の無機フィラーを使用していない為、ほぼ完全な焼却が可能となることが証明されました。(当社比較試験結果による)
また、燃焼カロリーが汎用の樹脂に比べ低くなることから燃焼炉への負荷も低く、「脱プラ」の時代にマッチした製品となっています。

※1 地方自治体のルールに従ってください

※2 PPFシート:無機フィラー入りPPシート

温室効果ガス(主にCO2)の削減

MAPKA Sheetと汎用樹脂シートにおいて、LCA値で環境性能を比較したところ、右表のような結果となりました。
汎用樹脂シートをMAPKA Sheetに代替えすることにより平均で約30%のCO2を削減することが可能です。

※LCA(ライフサイクルアセスメント):JEMAI-LCA Pco Ve,.2.1.2 ソフトを使ってLCA解析

焼却処理時の燃焼カロリーが低い

一般的な汎用樹脂であるポリプロピレンの燃焼カロリーが平均で 10,506 Kcal/kg に対し、MAPKA Sheetの 燃焼カロリーは、平均で7,290Kcal/kgと
プラスチックと比べ低くなることから、燃焼炉への負荷も低くなります。

※ご参考値① 「灯油」の燃焼カロリー:15,000(Kcal/kg)

※ご参考値② 「PSP発泡トレー」の燃焼カロリー:10,470(Kcal/kg)

MAPKA Sheetの製造工程

MAPKA Sheet専用のMAPKAペレットを生産し、これをプラスチックシート成形機であるT-Dieシート成型機でシーディングします。
次にプラスチック製品用の真空成形機でトレー等の成形品を製造します。

活用範囲

よくあるご質問

MAPKA Sheetとは?

紙パウダーを重量比で51%含んだシートで真空成型に対応したロール状のシート原料です。

MAPKA Sheet用のペレット供給は可能ですか?

可能です。詳しくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

材料使用にあたり新たに必要な設備はありますか?

既存の真空成型及び真空圧空成型の機械を対象に作られたシートなので、追加設備なしでご使用いただけます。

A-PETと比較して温室効果ガスの削減率はどのくらいですか?

約30%削減できます。(焼却処理まで比較の場合)

説明資料およびカタログ等はありますか?

あります。資料ダウンロードフォームより必要事項記載の上、PDFのダウンロードをお願い致します。

食品用途への使用に対して、衛生関係の証明書等はありますか?

厚生省告示370号試験を基準にプラスチック製品と同様の規格にて検査した資料がございます。

着色及び印刷は可能ですか?

シートは白のみの生産となりますが、2種3層の構造をしており表層はPPなので、PPシートに対して同様の方法で印刷可能です。

MAPKA Sheetで成形した容器にて水分を保持することは可能ですか?

可能です。容器から染み出す事はありません。

リサイクルは可能ですか?

真空成型時に発生する抜き端材を回収し、射出成形原料としてリサイクルに取り組んでおります。

試作用サンプルはありますか?

厚み:0.4㎜~0.8㎜、幅:640㎜、巻き:30m の規格にて試作用サンプルを有償でご用意しております。

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